UiPath CV(Computer Vision)とは何か?
今回は、UiPathでComputer Visionを設定する初期方法についてお教えします。
Computer Visionとは、画面上のキャプチャーにある文字や枠などをAIの要素で自動判別し、それをクリックしたり文字を入力したり、操作することを言います。
英語の表記をそのまま言うと、コンピューター上(Computer)に現れてる画面を視覚的(Vision)に認識すること = Computer Visionのこと言います。Chromeであればhtml要素のセレクターを認識し、視覚的に認識することができました。しかしhtml要素が少ない場合や古いソフトウェアなどの場合、こうしたセレクターを使って視覚的に要素を認識することはできません。
以前では考えられなかったような、Citrix環境やセレクターがうまく取得できない場合に大いに役立つ、第3手段と言えるでしょう。
センドホットキーやショートカットキーなどを使うことなく画面を操作することができるので大いに役立ちます。
UiPath OrchestratorとCV (Computer Vision)の初期設定方法
まず、初めに、UiPath Orchestratorにアクセスします。今回はcommunity editionを利用したケースについてお話しします。
管理>ライセンス>ロボットおよびサービス>Computer Vision > APIキーをコピーをクリックし、Computer VisionのAPIキーを取得します。
UiPath
UiPath StudioのCV 画面スコープの設定
アクティビティ > CV画面スコープを設定します。APIキーには先ほど取得したAPIキーを文字列として貼り付けます。クォーテーションでAPIキーを文字列として認識させることを忘れないでください。
次に、URLは”https://cv.uipath.com”になります。これは決め打ちですので、特に理由など考える必要なくそのまま文字を入力してください。
これだけでコンピュータービジョンの初期設定は終了です
これでComputer VisionのUiPathの設定は終了になります、あとはアクティビティーのComputer Visionから試しにアクティビティーをドラッグ&ドロップし正しくコンピュータービジョンを使えるかどうか試してみてください。
次回は実際にComputer Visionを使った操作方法について説明します。
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